物置小屋に閉じ込められたニルスは、
一応ミュージカルなので、
ニルスは歌いだします。
「小さな農家の小さな小屋」
小さな農家の小さな小屋で
小さなボクは お留守番
小さな脳みそ 小さな知恵じゃ
宿題ひとつも できゃしない
頭も悪いし、不器用だし、頭も悪いし、歌も下手
部屋も狭けりゃ 心も狭い
いいとこなしさ
見えない何かに押しつぶされて貧乏農家のこせがれは
ガチョウの番して 死んでいく
小さな願いは 天気とご飯
誰にも会わずに暮らしてる
小さな動物 嫌いじゃないが
無効の見る目がおびえてる
そんな目見ると腹が立つ
腹を立てると また逃げる
抱きしめたいが 両手がすくむ
自分が抱いてほしいようで
誰にも相手にされないのなら
努力をしたってしょうがない
かわいい猫やかわいい犬が なんだか憎くてたまらない
ぶつける石はゆがんだボクの 愛の証さ
見えないふりして無視されて
小さな声の こせがれは
ツバだけ吐いて 消えていく
こどもの日の公演、
ニルスのふしぎな旅の1曲目がこれです。
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