近づいてきた大きな鷲。
「落ち着きなさい!ゴルゴです。」
 
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アッカ隊長が叫ぶと、慌てていた仲間たちはみんな、笑顔に変わりました。
「食べられちゃうよ!」
と、焦るモルテンとニルスに、アッカ隊長は、
アッカ「ゴルゴは私が育てました。巣から落ちた雛なんです。」
グスタ「ヤツは兄弟みたいなモンさ。魚しか食わんのだ」
感心するニルス。
「母さん、ご無沙汰してます。」
「元気そうね。でも他の鳥が怖がるから。」
「ではまたいつか。」
離れていくゴルゴ。
ちょっと切ない瞬間です。
 
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さて、目的地のエーランド島が近いのでしょうか?
他の団体も飛んでいるようです。
ユクシが偵察にでて、戻ってくると、仲間のカクシに報告です。
「あっちにメスの雁のチームが!」
「ナニイーッ!」
「みんなカモメの水兵さんみたいな格好でさあ、48羽いるぜ!」
「なんだと-!ミニか?ミニなのか?」
「ミニです!縞のニーハイです!」
「いってきまーす!」
飛び去る二人。
ニルスはのんびり、「ラッセやダンセンはいかないの?」
と聞くと、
「違うよ、空気読よめよ。」
ニルス・モルテン「え?」
「イングリットとアツカさんが怖いんだ。
 
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震えるグスタの前にすらりと出てくるイングリットとアッカ。
アッカ「攻撃態勢!」
イングリット「はい!」
アッカ「目標、ユクシとカクシ」
イングリット「ロックオン」
ニルス「こわいよー!」
イングリット「アッカ隊の名誉の為に!」
アッカ「発射!」
まるでミサイルのように飛んでいくイングリット。
「戻りました。」
「ご苦労。他の隊にご迷惑をかけるところであった。」
 
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フラフラと戻ってくるユクシとカクシ。
「春は恋の季節だよ」
と文句を言うと、
「未だ言うか」
とイングリットは鋭い視線を差し向けます。
カクシは「隊長、食事にしませんか、失った血を補わないと」
イングリットも「ちょっと小腹が空きました。」
浜辺に着陸する一同。
 
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アッカ「一時間の食事休憩だ。自由に過ごせ。」
グスタ「ここに集合。遅刻厳禁だ。解散!」
「はい!」
銘々うれしそうに散っていきました。